三田市川除にある「有限会社創桐」、家を建てる際の基礎となるユニット鉄筋を製造・加工する会社です。今回募集する工場の製造スタッフは、主に「切断」「曲げ」「溶接」の3つのパートに分かれて働いています。
製造スタッフは平均年齢23.5歳と業界では珍しく若い職人さんたちが活躍する職場。その実際を知るべく、今回お話を伺ってきました。
学校では教えてくれないこと
最初にお話を伺ったのは、入社歴6ヶ月の石野さん。
建築に関係する職に就きたいと考えていた石野さん、タイミング良く知り合いからこの会社を紹介してもらったと言います。
「働いてまだ半年ですが、この工場で物件の基礎を自分たちで作っている、っていうのはやりがいになっていますね」
「あと、目上の人との関わり方も勉強になります。学校だと2、3歳上の先輩としか関われませんが、ここなら社長や先輩など様々な人の話が聞けます。学校では学べなかった社会人としての常識など学べることが本当に多いです」
自分も先輩になれるように
そんな石野さん、この会社の良さは工場内のスタッフみならず、事務や施工部など他部署との仲の良さにもあると言います。
「例えばミスがあったとき、どの部署が悪いとか誰が悪いとはならず、みんなで向き合ってどうしていくかカバーし合えるところはすごく良いなと思います」
最後に、今後の目標についてお伺いしました。
「この先増えていく新しいスタッフに対し、自分が今先輩から教えてもらっているようにちゃんと教えていける先輩になれるよう、頑張りたいと思います」
先輩とも冗談も言い合えたり、仕事後気軽にご飯にも行けるような良い関係だと話す石野さん。充実している様子が笑顔から伝わってきました。
やる気に応えてくれた、チャンスをくれた
続いてお話を伺ったのは、入社歴9年目の工場と施工部の長を務める今西さん。

この冬にお子様が誕生したばかりの新米パパでもあります。
若くして管理業務をこなす今西さんから見た、この会社の良さを伺いました。
「何より、やる気のある人にはチャンスを与えてくれて、経験させてくれるところです」
「例えば一度目で上手くいかなくても、自分が折れない限りは『もう一回やってみ』と機会をもらえます。自分の成長が目に見える環境です」
チームで働くことの難しさとやりがい
「製造業である以上、他部署との連携や工場内のコミュニケーションは欠かせません。部署間の認識違いなど、小さな誤差でミスやクレームになってしまったこともありましたが、それぞれがちゃんとミスに対し考え、ミーティングでの意見交換でお互いの認識をすり合わせできるような場作りは心がけています」
「同時に、今まではどうしても自分の視点から考えてしまう癖があったのですが、今では他部署目線で物事を見たり考えたりできるようになりました。自分自信も少しずつ成長できているのかなと思います」
そんな今西さんの今一番のやりがいは部下の成長だと話します。
「何度言ってもできなかったことがある日できるようになっていたり、小さなことでもスタッフの成長が見えた時はやりがいです」
「何事も自分で経験してみて初めて理解できると思うので、何か教えるときには、言われたことをそのままやるのではなく、どういうタイミングで、どうそれをするかを自分の頭で考えよう、というのは伝えてますね」
自分がたくさん経験したことを、少しでも部下のために役立て育てることに繋げたい。その思いが言葉ひとつひとつから伝わってきました。
会社としても業界としてもまだまだ伸びしろがあるこの環境を、仲間と共に育てていきたいと話す今西さん。9年間続けられる理由はここにもあるようです。
いろんな経験をさせてあげたい
最後にお話を伺ったのは、社長である山本さんです。

「写真は苦手なんだよ」と隠れてしまう山本さん。
もとはコックさんを目指していましたが、この会社を創設したお義父さまからお声がかかり、二代目として引き継ぐことになりました。そんな山本さんの働くスタッフに対する思いを伺いました。
「自分の仕事がどういうところで活きているのかを自分の目で見ることって良いと思うんですよ。実際に施工現場に連れて行ったり、同業の工場へ見学へ行ったり、なるべくいろんな経験をして、何かを感じたり得てもらいたいという思いはありますね」
「仕事以外でもそうです。普段食べないものを食べに行ったり、行かない場所に連れてってみたり、どう受け取るかはその人次第ですが、いろんなものに触れる環境は与えたいと思ってます」
何かのために仕事をする
「いろいろ企画したり誘うのも、自分が一番楽しんでるんですよ」と山本さん。
「そうやって息抜きをするために仕事を頑張る、という感じですね。例えばその理由が『遊ぶために』でも『家族のために』でも、人によって違っていいと思うんです」

お花見のお料理はすべて山本さんのお手製!燻製や手作り味噌などもつくると言い、スタッフさんに大好評なのだそう。
お話を伺ったスタッフさんたちが口を揃えて話していたのが「面接で、社長と話して入社を決めた」ということ。「やってみようぜ」とチャンスをくれることは、若手のスタッフさんのみならず会社全体のやる気につながっているようです。
山本さんを筆頭に、それぞれの思いを持ったスタッフが働く「有限会社 創桐」
そこは、あなたの可能性もぐんと広がる環境かもしれません。